2008年06月22日

母の水虫

お母さんが水虫になった、という内容の記事がありました。
水虫感染の危機が近づいたのでしょうか。

「母が、足にできものができたとかで皮膚科にいったところ、
 ぬあ〜んと!水虫。。。!
 んっもぉ!
 この前同じスリッパはいちゃったじゃん!
 でも大丈夫!
 病院の先生の話によると、水虫菌が皮膚に入り込むまでに、
 25時間かかるらしい。。
 なので、菌がついてから、25時間以内に足をきれいにしていればOK!
 ということは、毎日同じ時間にお風呂に入って
 清潔にしていれば、水虫にならないってことね。」
水虫(ーー;)http://blog.goo.ne.jp/mimi774774/e/4d6bf167f6dc1783bdbb48ca757402f3

水虫患者の使った靴やスリッパをはくと水虫がうつる、という話はよく知られているようです。
この話は、まさにそのとおりですから、日頃から履き物を個人使用にするというのはとても大切です。

「水虫菌が皮膚に入り込むまでに25時間かかる、だから菌がついてから25時間以内に足をきれいにしていればOK」
この話もよく知られているようで、ブログ記事にもときどきこの話が出てきます。
しかし、こちらの話には、ある前提があるのです。
それは、「水虫菌を含む皮膚の破片が足についた場合には」、という前提です。
皮膚の破片の中から水虫菌が菌糸を伸ばし、その菌糸が新たな宿主(人)の皮膚に取り付いて、侵入する、という経過を経るためには25時間かかる、とする研究報告があるのですね。
これを根拠にして、水虫に感染するまでには25時間かかるという人(皮膚科医?)がいるのです。

ところが、水虫の感染経路は、皮膚の破片経由の場合だけではないのです。
少なくとも、もう一つの水虫感染経路があります。
それは、水虫菌を含む患者の体液が、直接あるいはスリッパや靴などの履き物を介して皮膚に付着すれば、ごく短時間に水虫菌が体内へと侵入する、という経路です。
靴やスリッパなどを介する水虫感染は、この後者の体液経由感染に該当すると思われます。

医者は、特に開業医は、不勉強な人が多くいます。
おそらくそのような不勉強な医者が、「24時間以内に足を洗えば水虫にならない」、という普遍的ではない説を、絶対的な事実であるかのように広めてしまうのでしょう。
残念なことですが、この件に関しては、「信じたあなたが不注意だったのです」、というしかありません。
ご紹介した体液経由感染は、それこそあっという間にうつります。
カビ(水虫菌)の活性が高い今の時期には、特に注意が必要です。
posted by 水虫博士 at 11:53| Comment(0) | TrackBack(0) |   家族の水虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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