2008年07月09日

夏のフットケア

足に関する俗説と、それに対する事実とが紹介されています。
水虫は接触感染する、ということも強調されています。

「夏になるとビーチや公園で裸足になる人も多い。米テンプル大学(フィラデルフィア)足病学・整形外科学准教授のTracey Vlahovic博士は、足に関する俗説(myths)と事実(fact)を区別するため、以下のような情報と注意事項を挙げている:

 俗説:水虫(athlete's foot)やいぼは接触感染(contagious)しない。
 事実:実は、どちらも非常に接触感染しやすい。足を清潔かつ乾燥した状態に保つこと。

 俗説:足指爪の真菌は酢で足を洗えば取り除ける。
 事実:酢は感染部位に到達できない。皮膚科医または足病治療医(podiatrist)を受診し、指示に従うこと。

 俗説:足爪はまっすぐ横に切るのが最も良い。
 事実:この方法で短く切りすぎると嵌(かん)入爪が生じることがあり、特に糖尿病患者では危険。つめが少し伸びるまで待ち、足指の自然な曲線に沿って切るとよい。

 俗説:踵(かかと)の低い靴やサンダル、裸足は足に良い。
 事実:実際には、踵の痛みや足底筋膜炎、負傷など各々問題が生じる。糖尿病リスクや末梢血管障害がある場合は必ず靴を履くこと。

 他の項目省略、興味のある方は原文をご覧ください。但し、この話はアメリカでのものですので、日本の実情には合わないこともあるかも知れません。」
夏のフットケアの準備http://blogs.yahoo.co.jp/us23news/40775909.html

水虫は接触感染しやすい、という情報は貴重です。
他人の水虫患部に触れると、体液を介して水虫が即感染しますし、靴やスリッパを介する感染も接触感染と考えて良いでしょう。
あるいは、バスマットを介する水虫感染も接触感染である場合が多いでしょう。

最近、24時間以内に足を洗えば水虫に感染しない、ということを強調する皮膚科医がいます、
しかし、この説は水虫の接触感染を考慮していません。
接触感染とは、患者の体液や汗に含まれる水虫菌が直接皮膚に付着するわけですから、そのまま皮膚組織の中へと水虫菌が侵入していきます。

24時間以内に足を洗えば感染しない、という説は、「水虫菌を含む皮膚片が足に付着した場合」、という前提があるのです。
この場合であれば、水虫菌が菌糸を伸ばして新しい皮膚へと橋渡しをしていき、さらに新しい皮膚を溶かして穴を開けてそこからさらに皮膚内へと侵入する必要がありますので、これは時間がかかります。
24時間以内に足を洗えば・・・という話にもなります。
しかし接触感染では、水虫患者の菌を含む体液が付着した瞬間に、おそらく水虫感染が成立するでしょう。

皆さん、事実を正確に捉えていない皮膚科医の不正確な発言には惑わされないようにしましょう。
posted by 水虫博士 at 10:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚科医の水虫論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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