2009年03月03日

水虫の基礎知識 6、薬は広い範囲に塗る

水虫菌(白癬菌というカビ)は、人の皮膚に寄生しています。
この宿主(人)と寄生体(白癬菌)との関係は、実は太古の昔から連綿と続いてきています。
そして現在では、白癬菌は人体の常在菌になる一歩手前まで来ている、とする説もあります(西本勝太郎・長崎市立市民病院皮膚科部長、「みずむし」、28ページ、保健同人社、1996年)。

水虫は、人体の常在菌に近い・・・・!?
この理解は水虫を治す上で大変重要です。
つまり、人の皮膚と水虫菌(白癬菌)とは、ある程度の仲良しの間柄なんですね。
ですから、水虫菌が皮膚に寄生していても、表面上は皮膚に何の異常もないことが多いのです。
別の言葉で言えば、目には見えない「隠れ水虫」が多いのです。

私たちが水虫の存在を認識するのは、皮膚に何らかの異常・損傷が生じているのを見ることから始まります。
でも、皮膚の損傷が表面化する水虫以外にも、皮膚には何の異常も見られない隠れ水虫は、おそらくその何倍も存在するのです。

ここまでご説明すると、あとは何の付け足しも不要ですね。
水虫薬は、広い範囲に塗りましょう。
目には見えない水虫を消滅させるために!

皮膚科医が推奨する、薬を塗る目安は次のとおりです。
足の指の間に病変がある場合は、指全体を含めて足の先2分の1ぐらいまで、
土踏まずの辺りに病変がある場合には、足の裏全体と足の縁まで、
の広い範囲に薬を塗りましょう。

水虫に勝つ(水虫菌を消滅させる)のは、容易ではありません。
水虫に悩む人は、できる限りの全力で水虫と取り組みましょう。
水虫とは、とんでもない強敵なのですから。
posted by 水虫博士 at 09:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 水虫の基礎講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
確かに水虫は一度なるとなかなか治らないですよね。

正しい治療法が完治までの最短の方法だったりしますよね^^
Posted by 水虫治療プロジェクト at 2009年03月03日 09:12
コメント有り難うございます。

水虫を完治させるために必要なものは、言うまでもないことなのですが、水虫を完治させる効力を持つ水虫薬を使うことです。
現在皮膚科で使われている水虫薬は、残念ながら水虫を完治させるだけの効力を持っていません。
水虫が治らないのは、至極当然のことであるといえます。

製薬会社さん、頑張ってくださいね(笑)。
Posted by 水虫博士 at 2009年03月03日 09:56
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