2009年03月04日

水虫の基礎知識 7、あなたは本当に水虫ですか

足の裏に水泡ができている、あるいは、足指の間に皮膚のはがれがあり白く変色している、などの皮膚症状を見つけると、多くの人はこれは水虫だ、と思うことでしょう。
そして、薬局へ行って水虫薬を買ってきて自分で治療する方も多いと思われます。

しかしこのような場合、その皮膚症状が水虫ではない可能性も大きいのです。
最近の大規模な疫学調査で、「私は水虫です」といって皮膚科を受診する人の5.5%が、実際には水虫ではないことがわかっています。
下の図に示すように、3420人中189人が水虫ではなかったのです。
水虫ではない人が、いくら水虫薬を塗っても、良くなるはずがありません。
それどころか、皮膚症状は悪くなる一方でしょう。

re-image-05.gif

http://www.japan-foot-week.gr.jp/column/result/index.html

実は、皮膚科専門医院を受診しても、水虫菌がいるかどうかの検査をせずに水虫だと診断してしまい、実は水虫ではなかったというケースが多いそうです。
また、熟練した皮膚科専門医でも、見ただけでは水虫かどうか判断できないケースも多いといわれています。
(「水虫は1ヶ月で治せる」、30ページ、仲弥(なかわたる)、現代書林、2004年)

まして、われわれ素人には、水虫かどうか判断するだけの知識経験は皆無です。
水虫かな?と思ったときは、先ず皮膚科を受診して皮膚の患部に水虫菌がいるかどうかを確認してもらいましょう。
もし水虫菌の検査をしてくれない場合には、別の皮膚科へ行きましょう。

なお、自分で水虫薬を買ってきて治療する場合には、次のことに注意してください。
水虫薬の効果は、一週間程度ですぐに現れてきます。
水虫薬を塗っても一向に症状が良くならない場合や、逆にかゆみやただれがひどくなる場合には水虫以外の疾患かもしれません。
その場合には薬の使用をやめて、すぐに皮膚科を受診されることをおすすめします。
posted by 水虫博士 at 10:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 水虫の基礎講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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