2009年06月18日

水虫薬と選択毒性

水虫菌と人は、いずれも細胞内に核を持つ真核細胞で構成されている点では共通しています。
しかし、人は細胞膜を持つのに対して、水虫菌は細胞壁を持っている点では異なります。

薬の選択毒性
「ガンに効き、且つ副作用が少ない薬を創るのは、とても難しいんです!!
薬には、「選択毒性」という専門用語があります。
例えば、抗菌剤の「ペニシリン」という薬があります。
人にダメージを与えず、菌のみ殺すのが、良薬なのです。
菌には細胞壁があり、細胞膜はありません。
対して、人などの動物細胞には、細胞膜があり、細胞壁はありません。
選択的に、菌の細胞壁だけ壊し、人の細胞にはダメージを与えない。
これが、最良の抗菌剤です。
抗生物質や水虫の薬なんかも、これに該当します。
こういうのを、「選択毒性」と呼びます。」
http://blogs.yahoo.co.jp/mathmathtrue2008/1991944.html

人には細胞膜はありません。
ですから、水虫菌の細胞膜だけに働く薬剤があれば、それを人に投与しても人には何の作用も及ぼさずに水虫菌だけを殺すことができます。
これが、「選択毒性」ですね。

現在使われている水虫薬は、水虫菌の細胞壁を構成しているエルゴステロールの生合成を抑制し、水虫菌を殺す、という作用機序を持つものが主流になっています。
  作用機序とは:医薬品が作用する原理のこと。
主要な水虫薬の一覧表を挙げておきますので、興味のある方は表中の作用機序の項目をご覧ください。
抗真菌外用剤http://medicine.cug.net/drug/12/12_03.htm#lanoconazole
posted by 水虫博士 at 10:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 水虫の豆知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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