2009年07月30日

汗疱(かんぽう)……水虫と紛らわしいものの代表

汗疱(かんぽう)について、皮膚科医が解説している記事がありました。
水虫が気になる方には、参考になるでしょう。

汗疱(かんぽう)……水虫と紛らわしいものの代表
「むし暑い今このごろ、水虫で受診する患者が多いのですが、水虫と似ていて、水虫でない場合がしばしばあります。この汗疱もその代表的な一つです。簡単に言うと、指を含む手足の皮がうすく次々とむける状態です。汗疱という字のごとく、この季節の汗の増加が関与しています。年齢的には発汗が増える年齢、特に10歳頃から生じやすくなります。一般に20歳頃には軽快あるいは,自然消失しますが、仕事の関係や汗の多い背景があると、それ以後も続いたりします。

 その特徴を挙げていきます。
1)ほぼ左右対称性に、指紋のある部位に多発性に生じます。両手だけ、両足だけという場合がありますが、片方の手だけ、あるいは片方の足だけというのは基本的にありません。
2)皮剥けは、薄いものであり、また小さいものです。せいぜい米粒くらいまでの大きさです。
3)痒み、その他の症状はありません。
4)水疱はほとんどありません。うすい表在性の水疱を生じる場合がありますが、すぐに皮が剥けてきます。
5)運動、長時間のズックを履いた後の多汗後や入浴後に新生しやすい。
6)多くは夏が過ぎると軽快、いったん治癒するが、毎年同じ季節に同じような症状で繰り返す。5年間くらいが特に繰り返しやすいが、次第に自然に軽快する。ひとによっては、秋から冬に汗疱を繰り返すことがあります。
7)軽い場合は治療は必要ありませんが、気になる場合、あるいは軽く皮膚が荒れてくる場合には、5%サリチル酸ワセリンや、弱いステロイド軟膏、あるいは保湿剤などを外用します。
8)日常生活上では、履物に注意する(風通しのよいもの、サンダル、スリッパをはく。靴やズックはできる限り避ける)。靴下もはかないか、薄いものにするか、長時間にならないようにする。長湯をしないなどが大切です。

 手足の白癬(みずむし)との鑑別が大切です。皮膚の皮剥けの一部をとって顕微鏡で白癬菌がいるかいないかを確認するのが手順ですが、分かりきっている場合や混み合っていると、省略する場合もあります。白癬で汗疱状を呈する場合はしばしばありますが、まず対称性の分布をしていません、充実性の水疱を混じる、剥ける皮が厚くざらざらした感じがするなど、皮膚科医ならばまず予想がつきます。こういうときは皮膚科医を受診することを勧めます。」
http://blogs.yahoo.co.jp/y91112/32800422.html

水虫と汗疱とは皮膚症状がよく似ている、ということですが、これは素人が区別できるものでは決してありません。
自己流で水虫薬を塗って処理する場合には、1-2週間処理しても皮膚症状に変化がないのであれば水虫でない可能性が高いですので、皮膚科を受診するのが良いでしょう。
posted by 水虫博士 at 10:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 水虫に似た皮膚炎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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