2006年05月14日

水虫は治らない?

Q:
最近は水虫に対する治療効果が高い薬が開発されています。
そして、水虫の解説書でも、執筆者(皮膚科専門医)は、「水虫を完全に治す」とか、「水虫は治せる」とかいう表題を掲げています。
しかし、水虫に悩む多くの人たちは、水虫ってほんとに治るの?という疑問を感じているのではないでしょうか。

A:
趾間型水虫や小水疱型水虫では、外用水虫薬で1ヵ月ほど治療すれば症状が著しく軽快し、一部の患者では外見的に症状が全くなくなります。
そして多くの患者は、症状が強いときには手まめに治療するのですが、症状がなくなると治療を止めてしまいます。
1ヵ月程度で治療を止めてしまうと、水虫菌はまだ生き残っており、やがて再発することになります。

それでは、趾間型や小水疱型水虫に対して、どのような治療を、どのくらいの期間続ければ水虫が再発しないのでしょうか?
実は、この治療上肝心な、基本的なことがまだ解明されていないのです。
もっと端的にいえば、水虫の完治とはどのようなことなのか、それが解明されていないのです。
かゆみや皮膚症状が出なくなったから完治だ、と皮膚科専門医が判断するようなお粗末な状況では、話にならないですね。

趾間型や小水疱型水虫では、皮膚症状が完全に消えて皮膚が正常化してから、さらに1ヵ月以上は薬を塗り続ける必要があります。
そして運良く水虫のタネである胞子を全滅させることができれば、水虫完治になります。

爪水虫では、水虫薬の内服療法で完治を確認できる場合が多いと思われます。
爪が変形したり、白色化や茶色化する症状が消失し、血色の良い健康な爪を回復すれば、完治になります。

水虫を完治させるためには、やはり水虫とはどのような病気であるのか、その病態生理を詳細に解明する必要があります。
現在の皮膚医学は、まだ夜明け前の暗闇の中です。
posted by 水虫博士 at 07:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 水虫Q&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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