2006年05月18日

水虫ってなに?

Q:
みんなが嫌がっている水虫って、なぜできるのですか?

A:
きたない、オジサンがなる、と嫌われている水虫ですが、これは白癬菌(皮膚糸状菌)というカビが皮膚に寄生しておきる病気です。
きたない、とか、オジサンとかは全く関係はなく、運悪く白癬菌と接触してしまった人が水虫になります。
老若男女は関係ありません。

日本では、水虫の98%以上が2種類の白癬菌によっておこります。
一番多いといわれているのが、トリコフィトン・ルブルム(紅色菌)です。
2番目に多いのが、トリコフィトン・メンタグロフィテス(趾間菌)ですが、両者の比率はほぼ同じです。
斜面培地を用いて分離培養した写真を下に示します。

水虫はよく見られる皮膚病ですが、しかし、皮膚科専門医でも一見しただけで水虫かどうかを見分けることは難しい、といわれています。
水虫である、と確定するためには、2つの方法が行われています。
1つは、患部の皮膚を採取して培養し、水虫菌を確認する方法です。
この方法がもっとも確実であり、菌種を確定あるいは推定することができます。
もう1つは、患部の皮膚を採取し、顕微鏡を用いて白癬菌を確認する方法です。

皮膚科専門医ですら見ただけでは水虫かどうかわかりにくいのですから、素人が水虫を見極めることは不可能ですね。
水虫だ、といって皮膚科を訪れる人の5.5%が水虫ではなかった、という統計があります。
水虫になった、と思っても、最初は皮膚科へ行くのが良いようです。


     SY4-186-120.jpg     トリコフィトン・ルブルム(紅色菌、Trichophyton rubrum)

     SY4-212-120.jpg     トリコフィトン・メンタグロフィテス(趾間菌、Trichophyton mentagrophytes)
posted by 水虫博士 at 08:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 水虫Q&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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