2006年06月03日

水虫薬イトラコナゾール:誠意ある薬剤師さん

イトラコナゾール(商品名:イトリゾール)は内服用の水虫治療薬ですが、この薬には多くの併用禁忌となる医薬品があります。
このイトラコナゾールに関する併用禁忌について、薬剤師のwataさんのブログ記事をご紹介します。
http://wata.tea-nifty.com/blog/2006/06/20060601.html#c8096249

薬剤師のwataさんは、あるお客さんにブロマゼパム(ベンゾジアゼピン系精神神経用剤)を販売しました。
しばらく経ってそのお客さんから、「皮膚科で水虫薬イトラコナゾールをもらったのだが、お医者からブロマゼパムはイトラコナゾールの併用禁忌となっているので、両方の薬を飲み合わせしないようにといわれた」旨の相談がありました。
wataさんは、ブロマゼパムはイトラコナゾールの併用禁忌には該当しない薬だ、と思ったそうですが、念のために確認することにしました。

最初に、ブロマゼパムの添付文書を確認したのですが、特に問題となるような記述は見当たりませんでした。
それで、ブロマゼパムの販売元会社と開発元会社へ電話問合せをしたのですが、いずれもわかりませんという回答でした。
それでやむなくイトラコナゾール販売会社へ問合せをし、併用禁忌にはならないという回答を得ました。

wataさんの苦労はまだまだ続きます。
問合せのあったお客さんに対して、お医者が間違っていた、とは言えなかったのです。
wataさん:「一応一緒に飲んでも問題ないとわかりました。安心してください。」
お客:「良かったです。」
wataさん:「先生は、飲み合わせによっては命に危険を及ぼすお薬ですし、ブロマゼパムと同様に気分を落ち着かせる薬と飲み合わせが悪いので、念には念を入れて一緒には飲まないようにと仰ったのではないでしょうか?」
お客:「あら、そうなの?でも、安心したわ。この水虫の薬は、1週間飲んで3週間休むみたいなんだけど、飲んでない3週間は別に飲んでもいいって言ってくれたし、、、」
おい!
先生!!
本当に禁忌だったらその論法はまずいだろぅ!!!

薬剤師さんは医薬品に関する専門知識を豊富にお持ちです。
そして、wataさんのように誠心誠意対応してくれる薬剤師さんも多いようです。
こんな薬剤師さんのいる、かかりつけの薬局を探しておきたいですね。
posted by 水虫博士 at 07:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 水虫の豆知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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