2006年06月05日

水虫であることの証明

Q:水虫であることを証明するためには、どうすれば良いのですか?

A:
皮膚がめくれてかゆみがある場合には、水虫かな、と思ってしまします。
しかし、外見の症状だけでは、水虫であると断定することはできないですね。

水虫であると断定するためには、患部から皮膚や爪の破片を採取し、それらを培地に接種して白癬菌を培養・分離する必要があります。
そして、白癬菌のコロニー(集落)を分離できたら、そのコロニーの性状を観察することにより、あるいは遺伝子解析を行うことにより、白癬菌の種類を同定することができます。
言うまでもなく、これらの作業は高度の専門知識を持った研究者が行うことになります。

日本では、水虫はほぼ2種類の白癬菌によって引き起こされています。
紅色菌(トリコフィトン・ルブルム)と趾間菌(トリコフィトン・メンタグロフィテス)です。
この2種の白癬菌については、公立病院の皮膚科医であれば容易に鑑別できます。

私自身も、自分の水虫患部からこれらの2種の白癬菌を分離しています。
市販のカンジダ培地(日水製薬)を用いて水虫患部の皮膚や爪を培養し、これらの白癬菌を分離しました。
もちろん、最初は培養したコロニーを皮膚科医に鑑別してもらい、知識を得ていきました。
白癬菌の培養そのものは簡単で、室温で実施できます。
ご参考までに2種類の白癬菌コロニーの写真を添付しておきます。

     SY4-186-120.jpg     紅色菌

     SY4-212-120.jpg     趾間菌
posted by 水虫博士 at 06:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 水虫Q&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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