2016年01月31日

顔カビ!

顔や肌に皮膚症状(皮膚炎)を起こすカビとして、「顔カビ」あるいは「肌カビ」と呼ぶものがあるようです。
これらの言葉はあまり聞き慣れないものですので、調べてみました。

人の顔や肌には、マラセチア菌というカビ(酵母の一種)が常在しています。
マラセチア菌は湿気と脂が好きなカビ菌で、皮脂を脂肪酸に代謝し、肌を弱酸性に保つという重要な働きをしてくれています。
しかし、皮脂が多いと繁殖しやすく、繁殖し過ぎると様々な皮膚炎を引き起こし、顔がかゆくなります。

これらの様々な皮膚炎としては、次のようなものがあります。
「脂漏性(しろうせい)湿疹」
鼻の脇、眉まわり、毛の生え際の皮がただれたような状態になる脂漏性湿疹は、皮脂の多い部分や過剰なお手入れによって顔カビが繁殖することで起きます。
かゆみはほとんどないのですが、症状がおさまったと思ったら、再発する可能性が高いという特徴があります。

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「マラセチア毛包炎」
マラセチア毛包炎は、顔カビが毛包で繁殖して炎症を起こします。症状はニキビと似ていますが、抗真菌剤を使わないと治りません。

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「アレルギー性湿疹」
アレルギー性湿疹は、カビが原因となってアトピー性皮膚炎が悪化しているものです。
健康な肌なら顔カビの影響は受けにくいのですが、免疫力が落ちていたりして、肌が過敏になっている時などには、かぶれなどが起こることがあります。
かゆみの強さ、赤い湿疹、かぶれなどを特徴とします。

「顔カビ発生危険リスト」がありますので、興味のある方は参照して下さい。

マラセチア菌による皮膚炎(癜風、でんぷう)は、白癬菌による水虫、カンジダ菌による皮膚炎(皮膚カンジダ症)とともに皮膚真菌症に属します。
これらの皮膚炎は、カビを殺す抗真菌剤(水虫薬)を使わないと治りません。
皮膚科あるいいは薬局で相談することが望ましいでしょう。



posted by 水虫博士 at 11:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 水虫の本、知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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