2016年03月27日

猫の真菌症

水虫は、人も動物(獣)も共通に感染する人獣共通感染症です。
獣に由来する真菌(カビ)としては、イヌ小胞子菌(ミクロスポルム・カニス)が有名です。
イヌ小胞子菌は、人にも感染します。
野良猫を拾ってきたら、それが水虫に感染していて、顔や手に水虫がうつった、という話はときどき見かけますね。
なお、イヌ小胞子菌による水虫は、小さな輪状の発赤が多数できるのが特徴です。

飼い猫の水虫を治療した、という記事がありましたので、ご紹介します。
写真と動画(シャンプーする様子)が収載されていて、とてもレベルが高い内容です。

愛猫「レオ」の左耳付近が少しはげてきたので、病院で診てもらったところ、真菌症だと診断されました。
それで、ケトパミン軟膏(ビフォナゾール製剤)とAP水(中性電解水)スプレーで治療しました。
すると、すぐに患部が広がって来ました。

img_1.jpg

(写真をクリックすると拡大されます)


すぐに飲み薬に変更したのですが、効果がなくて猫が痒がるので、またまた方針変更で「抗菌剤入りシャンプー」で処理することになりました。
シャンプーする前に、バリカンで毛を刈りました。

img_3_m.jpg

(写真をクリックすると拡大されます)


シャンプーの様子を記録した動画がありますので、興味のある方は原文を見て下さい。
私もこの動画をみましたが、飼い主がいかにレオを大切にしているかがよくわかり、感心しました。
例えば、ご主人が水虫であったとしても、こんなに献身的に治してあげることはないんじゃないか、と感じましたね。

このシャンプー5回で、きれいな毛並みに戻りました。
ただし、猫の場合には毛の毛根に菌が入っていますので、水虫菌を根絶させるのは難しいように思います。
作者もこのことは理解していますので、再発すればまたシャンプーするでしょう。
猫の真菌症

作者は、猫の水虫を治すために臨機応変な処置を行いました。
人の水虫の場合でも、このように「治すぞ」という熱意を持って治療することが大切です。
読者諸賢も、この姿勢を参考にして下さい。


posted by 水虫博士 at 11:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 動物の水虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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