2018年02月21日

水虫Q&A 祖父も父も水虫です。水虫は遺伝しますか?

水虫は皮膚にカビが住み着いている皮膚感染症ですので、これが遺伝するということはありません。
それでも、水虫になりにくい体質の人は確かに存在します。
白癬菌(水虫菌)を培養していて、その菌糸が手についても感染が成立しない人(研究者)を私も見たことがあります。
ご本人に聞くと、「なぜか水虫にならないのだ」、ということでした。

一般的には老若男女誰でも、不運にも水虫菌と接触する機会があった人が水虫に感染します。
また、家族の中に水虫の人がいると家中に菌がばらまかれますので、家庭内での感染はよく見られます。
特に日本では畳の上で素足で過ごすことが多いので、家族間の感染が起きやすいのです。
でも、この現象は遺伝とは無関係ですね。

カビはケラチンと呼ばれるタンパク質を溶かして吸収し、栄養源としています。
人の皮膚(上皮細胞)では、ケラチンが細胞の骨格を形成しています。
それで、カビは人の皮膚を形作っているケラチンを分解して、人の皮膚に取り付きます。
そしてさらに皮膚の中へと侵入して行きます。
この経路のどこかで、カビの活動を妨げる因子を持っている人(家系)がいれば、カビ感染症にはなりにくい、ということになりますね。
一般の普通の人は、水虫に感染しないように注意するしかないでしょう。


posted by 水虫博士 at 18:14| Comment(0) | 水虫Q&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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