2008年02月11日

水虫最前線

「水虫最前線」 という表題の本が出版されています。
皮膚科診療最前線シリーズの中の一冊だということです。
私は、水虫を治すことに興味を持っていますので、この本を購入しました。
そして、この本の序文を読んで、とにかく驚きました。

その序文によると、最近では皮膚科などで真菌を確認したのちに経口抗真菌剤を投与している症例において、実際には真菌症(白癬、水虫)ではないケースが増えている、と書かれていました。
そして、そのような誤診を防ぐことを目的として、真菌症の診療について、この領域の達人たちに具体的な解説を行ってもらったのがこの本である、というのです。

つまり、水虫ではない患者に対して、内服水虫薬が延々と投与されているケースが多いということです。
このような誤診は、顕微鏡で真菌(白癬菌、水虫菌)を確認する際に、水虫菌ではないものを水虫菌であると判断しておきるのですね。
皮膚科を受診する患者としては、たまったものではありません。

このような誤診を避けるためには、公立病院の皮膚科へ行けば経験豊富なので先ず大丈夫でしょう。
でも基本的には、皮膚科医の皆さんに勉強してもらうしかありません。
これは疲れる話ですね。

なお、この水虫最前線という本には、水虫患者が水虫を治すためにはどうすれば良いのか、ということは書かれていません。
皮膚科医に対して、水虫とはどういうものかを解説しているだけですので、素人が読んでも何の参考にもなりません。
「水虫最前線」 渡辺晋一、宮地良樹編集、メディカルレビュー社、2007年。
posted by 水虫博士 at 10:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 水虫の本、知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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