2017年09月23日

ガッテン! 水虫(その2)

NHKのガッテン!で、水虫に関する番組が放送されました(7月26日)。
その内容のうち、<今回はコレ!> その1 ◎知らない間に水虫に!?水虫はかゆくない!?については前回の記事でご紹介しました。
今回は引き続いて、
<今回はコレ!> その2 ◎殺菌も消毒も不要!水虫の簡単予防法 です。
この「水虫簡単予防法」は、下記の4つの項目に分けて述べられています。

記事:
◯掃除機をかける
水虫菌は足などからはがれ落ちた小さな皮膚のかけらの中にいますので、掃除機で吸い取ることができます。フローリングの床などは拭き掃除も有効です。

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◯スリッパを履く
水虫菌がいる小さな皮膚のかけらは、靴下やストッキングの網目を通り抜けてしまいますので、水虫の感染予防にはほとんど役に立ちません。スリッパを履けば、皮膚のかけらを直接踏むことも、ばらまくことも防ぐことができます。

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◯洗濯する
バスマットは複数の人が使用し、湿っているので水虫菌がいる可能性が高いものですが、洗濯すれrば水虫菌を落とすことができます。また水虫菌は洗剤に弱いので、洗濯から感染がホロがる心配はないといいますのでご安心を。

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◯足をやさしく洗う
水虫菌は、日中、革靴を履いている湿った条件でも感染するのに24時間以上かかると言われていますので、1日一回、足を洗うことが有効です。
ただし、硬いものでゴシゴシこすって洗うと皮膚が傷ついてかえって感染しやすくなってしまいます。せっけんの泡などでやさしく洗いましょう。

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解説:
水虫菌の感染力は、決して高くはありません。
それで、室内の清掃を心がけておけば、水虫にはかかりにくいのです。
ここでは記載されていませんが、履物(靴、スリッパなど)を共有して使うと簡単に水虫が広がってしまいます。
これは、履物に付着した水虫菌が直接足に付着することで、簡単に水虫が移ります。
また、患者の患部から漏れ出た体液に触れると一発で水虫に感染してしまいます。
例えば、患者が履いたスリッパに体液が付着していると、瞬時に水虫が感染します。
私自身、病院のスリッパを素足で履いて、30分後には足を十分に洗ったのに水虫に感染してしまった経験があります。

それから、洗濯を介して水虫が移ることもないのですが、その理由は水が大量にある環境下では水虫(カビ)は感染力を失うからです。
洗濯や、入浴時の湯船の中では、水虫は感染しません。
また、膣や食道などの水分が多い部位では、水虫そのものができません。
何れにしても、水虫に一度なってしまうと治すのはとても大変です。
上記の注意事項を参考にして、水虫にならないようにしましょう!



塗るだけで水虫が消える
アルテン液
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2017年09月18日

ガッテン! 水虫(その1)

NHKのガッテン!で、水虫に関する番組が放送されました(7月26日)。
そのタイトルは、「まさか私が水虫に!?驚きの感染ルートを新発見」、でした。

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皮膚科診察室の一コマ

<今回はコレ!> その1
◎知らない間に水虫に!?水虫はかゆくない!?
記事:
「完治できる薬がたくさんあるのに、いまだに多くの人が悩まされている水虫。銭湯やサウナなど多くの人が利用する施設でうつるイメージもありますが、今回、まったく別の「危険な感染ルート」を発見しました。

水虫菌は、感染力が弱く、足に付着しただけでは簡単に皮膚の中に入りこめません。一日一回、銭湯のバスマットを踏む程度では、なかなか感染しないのです。
それでは「本当に危険な感染ルート」とは何なのか?それは一緒に暮らしている「家族」。家族に水虫の人がいると、毎日毎日、水虫菌がいる皮膚のかけらが家じゅうにばらまかれ、それを家族が毎日踏み続けることになります。そんな生活を続けるうちに、やがて感染してしまうというわけです。

水虫ならかゆいので、ほかの人にうつす前に気づいて、治療をしそうなものですが、今回、驚がくの事実が発覚!実は、水虫のほとんどはかゆくないのです。
番組で「水虫ではないと言う人」35人を検査したところ、かゆくないために自分の水虫に気づいていなかった人が8人も見つかりました。水虫に詳しい専門医は経験上「水虫でかゆい人は20人から30人に1人」とも言います。
症状が無いために自分の水虫に気づかず、知らず知らずのうちに家族にうつしてしまう。これが危険な水虫の感染ルートの正体だったのです。

水虫の見分け方:
水虫は専門医でないと見分けることが難しい病気ですが、目安になる典型例があります。これらに似た症状を見つけたら一度、皮膚科を受診してみてはいかがでしょうか。
●足の指の間の皮がむけている
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●足の裏や側面に水疱(すいほう)ができている
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●かかとがカサカサしている (かかとのかさつきの半分は水虫とも言われています)
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●爪が白っぽく変色している
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日本では、畳の上で素足で生活する習慣があります。
このため、家族のうちの一人に水虫があると、家族間での水虫感染がかなりの高頻度で起きてしまいます。これは日本独自の特徴ですね。
そして、一家の主婦が綺麗好きで毎日の掃除を丁寧に行う場合には、この家族内での水虫感染が予防されます。
水虫は一度感染するととても治しにくいので、まずは清潔な住環境を維持することが大切です。

また、この記事では「水虫は専門医でないと見分けることが難しい病気です」と紹介されていますが、正確には専門医でも見ただけでは水虫を見分けることは難しいのです。
水虫(カビ感染症)かどうかは、患部の標本を採取してアルカリで分解し、顕微鏡で菌の有無を確かめることが必要です。皮膚科専門医でもこの顕微鏡検査を行わない人が多いそうで、この場合には専門医でも水虫かどうかを誤診する可能性があります。
上の写真のような皮膚症状があって皮膚科を受診する際には、顕微鏡での確認を行ってもらうように留意しましょう。
水虫ではないものに水虫薬を塗っても、良くなることはないのですから。



塗るだけで水虫が消える
アルテン液
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posted by 水虫博士 at 11:54| Comment(0) | 皮膚科医の水虫論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月19日

水虫の診断法と治療法

「水虫の診断法と治療法」と題する記事が紹介されています。
作者は薬剤師さんと思われます。

水虫の診断法と治療法
「足の水虫は顕微鏡での診断が確実
顕微鏡で確認します。
足の水虫の場合、特に足の薬指と足の小指の間が痒いと、趾間型の水虫と自己診断しがちです。しかし、違う病気の可能性もありますので、皮膚科を受診して皮膚の白癬(はくせん)菌を顕微鏡で見て、確実に診断をしてもらいましょう。
角化した皮膚を少し削ってアルカリで溶かして、顕微鏡で確認します。「水虫になってしまった……」と自己診断した人の中には市販の薬を使っている人も多いと思いますが、どうも治りが悪いので皮膚科に行くのはよくある事です。この時の注意事項があります。皮膚科に行く前には、数日間水虫薬を塗るのを止めましょう。水虫薬を使っていると水虫菌が顕微鏡で見えなくなってしまい、逆に違う病気が疑われてしまうこともあるからです。
足の水虫の根治には根気が必要!
水虫の治療に使う薬は皮膚の角化層に浸透して、水虫菌(白癬菌)を殺菌する作用があります。薬の効果は数日間でも実感できます。水疱型の水虫では水泡部分がなくなると治った感じがします。
しかし、水虫菌は数日間では全滅しません。皮膚に潜んでいる水虫菌は機会があれば再度、増殖してきます。水虫が治らないと言われるのは、痒みがなくなると薬剤の使用を中止して暫くして再発するからです。皮膚の入れ替わりを考慮すると根治させるためには6週間から12週間の治療が必要です。
水虫治療、実は秋冬が勝負!
「夏になると水虫にかかりやすい」と思っている人が多いようですが、夏になると高温多湿になり、もともと皮膚に生き残っていた白癬(はくせん)菌の繁殖が活発化し、痒さが増してしまうのです。なので、一見「夏になると水虫にかかりやすい」と思い込んでしまうのですね。
一方、秋になると治ったように見えるのは、白癬(はくせん)菌の増殖力が落ちたので痒さが前よりも和らいで、一見治ったように感じる場合があります。
真夏から塗り薬で治療を初めた水虫は、秋から冬になると治ったように思えて、多くの人が治療を中断しがちです。しかし、皮膚に白癬菌が残存している可能性は大です。また秋冬に完全に水虫を治療すれば、翌年の夏に水虫に悩まされる事はなくなりますので、水虫治療は実は秋冬が勝負!です。
爪水虫は別な病気と考えましょう!
爪が厚くなって変色したら爪水虫かも!
足の爪に水虫菌(白癬菌)が侵入してしまった場合、角化層が厚いため、通常の塗り薬では浸透しません。通常の水虫とは別の病気と考えましょう。爪水虫(爪白癬)の治療方法は、カビ(真菌)に対する薬剤、抗真菌剤の内服が必要となります。内服の抗真菌剤は処方箋が必要な薬剤ですので、薬局では市販されておりません。爪が生え変わる期間は最低でも服薬しなくてはいけません。そのために服薬期間は6ヶ月〜1年程度となります。
なお内服薬の一部は肝臓の機能検査のための採血が定期的に必要とされています。」
http://blog.goo.ne.jp/zhongsheng1/e/04d572f108b030eb42094bfe86f28a62
posted by 水虫博士 at 09:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚科医の水虫論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月24日

梅雨は明けてもカビはつく

今年は異常気象で、いつまでも雨が降りましたね。
湿気が多いと、皮膚にカビがつく(生える)ことにもなります。

梅雨は明けてもカビがつく・・・・
「皮膚の表面には、水虫の原因となる白癬菌だけでなく
違う種類のカビもくっつきます。

カンジダ (原文には写真があります)

マラセチアによる毛包炎 (原文には写真があります)

これもマラセチアによるデンプウ (原文には写真があります)

再発を繰り返すようなら、内服薬もいるかも。
アセモだとか、ニキビだとか、カブレだとか、自己診断しないでくださいね。
アセモじゃないし・・・て言ったら、『なんでわかるん?』ってつっこまれたことがありますが。
そのくらい わたしでも・・・・・・ わかるし。笑」
http://blogs.yahoo.co.jp/chewba2326/41433033.html

原文には大きな写真が載っていますので、原文をご参照ください。
カンジダ症の写真は、陰股部のものでしょうか。
実は私も陰股部のカンジダ症になったことがあるのですが、激烈な炎症が起きて皮膚が広範囲に真っ赤になりました。
その時はどうなることかと心配したのですが、カンジダ症に対してはアゾール系抗真菌剤が特効薬ですので、それを使って治しました。

マラセチアによる毛包炎、でんぷうというのは私もなじみがなくてわかりませんが、長年体部の水虫を患っていると皮膚のあちこちに水虫ではない皮膚炎が表面化してきます。
そんな時には、アゾール系抗真菌剤(液剤)をとにかく塗ってみることにしています。
まぁ、処理に困る皮膚炎があれば、それは皮膚科へ行くしかないですね。
皮膚の異常などは、素人の手に負えるものではありませんから(笑)。
posted by 水虫博士 at 11:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚科医の水虫論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月22日

白癬菌が大好き

皮膚科医にしてみれば、水虫は抗真菌剤(水虫薬)を塗れば良くなるので、扱いやすい皮膚病だそうです。
水虫患者にしてみれば、水虫は治らない厄介な病気なのですが、立場が変われば感じ方も違うようです。

白癬ちゃん
「これ、なんだか分かりますか?  ↓↓

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たくさん見える「ひじき」みたいなやつ。
そう、水虫の原因菌であるカビの一種「白癬菌」でございます。
ちょっとあやしいところ(病変部)をメスで削って
顕微鏡で見てみると・・・100倍ぐらいの倍率で簡単に見えてしまいます。
「あ、水虫・・・いましたよっ。」・・・ってお伝えすると
99%の患者様(特に女性)が「え〜っ。水虫ぃ〜・・・。」
「恥ずかしい・・・」「ショックです〜・・・。」
などと、マイナスなコメントを述べられますが・・・
治療する側からしますと、「おっ!白癬菌、ラッキ〜」と思ってしまいます。
それは・・・
白癬菌がいてくれると(つまり水虫だと)と〜っても治療しやすいからなんです。
この時期、水虫と紛らわしい皮膚の病気で
「汗疱(かんぽう)または異汗性湿疹」
というものがありまして、水虫と非常に症状が似ているんですね、これが。
ブツブツ水疱ができたり、痒くなったり、皮がむけたり・・・。
汗疱は一応湿疹に分類されているのですが、
未だナゾの多い皮膚疾患で・・・。
これを塗れば効くという特効薬もなく・・・
痒みがあればステロイド外用、痒みなければ尿素軟膏などで保湿・・・と
まあ、通常の湿疹と同じような対症療法になってしまいます。
そうこうしているうちに、秋になると勝手に良くなることが多いんですけども。
と思っていたら、また翌年も忘れたころに繰り返したりと。
結構、うっとうしい皮膚疾患なんです、患者さんにとっても医者側にとっても。
その点、水虫は白癬菌が原因なんだから、抗真菌剤を塗れば良くなります。
なので、私は白癬菌が大好き。
なんだか、可愛く見えたりもします、うふふ。
ところで・・・、大抵の方は足の皮がむけたり、痒くなると
「水虫」と思いこんで市販の水虫薬を塗ってから来院されることが多いです。
汗疱だった場合、治らないかもしくは薬にかぶれて悪化します。
また本当に水虫だったとしても、時々かぶれを起こすことも。
ですが・・・、水虫の薬をしばらく塗ってしまっていると
本当に水虫であったとしても、一時的に菌が陰性化してしまい
検査で検出しにくくなっちゃいます。
つまり、正確な診断がつきにくくなるわけです。
本当は水虫だけど薬にかぶれているのか?
水虫ではなく、汗疱なのか?
あるいは汗疱状白癬といって両方混在する場合もあるし・・・?
結局遠回りの治療になってしまいますから・・・
とりあえず、おかしいな?と思ったら何も薬を塗らないで
皮膚科にGOをお勧めします。」
http://blog.goo.ne.jp/iwaki-clinic/e/6dd9ee09b4ad998d05f27033a6f75639

皮膚の状態がおかしいな、と思ったら、薬を塗らないで皮膚科へ来てください、というのは皮膚科医の偽らざる心境なのでしょうね。
患者側としても、医師の診断の妨げになるような行為はやめたいものです、何のプラスにもなりませんから。

水虫菌の顕微鏡写真(倍率100倍)は、参考になりますね。
ふつうはめったに見られないものですから。
posted by 水虫博士 at 11:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚科医の水虫論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月21日

爪水虫と紛らわしい爪の状態

爪水虫と紛らわしい爪の状態について、皮膚科医が解説されています。
爪の状態が心配な方は、必見です。

足の爪の変化:爪の水虫と紛らわしいもの
「 梅雨になってだいぶ日にちがたち、高温、高湿度で繁殖するかび類による皮膚感染症(ミズムシ・タムシ、カジダ症、でんぷうなど)が増えてきましたが、今回は爪の水虫と間違われやすい状態について述べて行こうと思います。

 というのは、爪水虫の場合には基本的には抗真菌剤の内服治療が必要であり、ラミシールで6〜8ヶ月の内服、イトラコナゾールの場合はパルス療法で1ヶ月に1週間内服3週間休薬を3シリーズくりかえす、のいずれかが必要ですが、もし、爪の水虫でなくて内服した場合、その時間的、金銭的無駄は大変なものとなるからであり、実際そうされて治らないと受診する患者がおられるからです。
以下、主として足の爪に関してです。

1)しばしばみられるのは、爪(先)の単なる肥厚です。そして同時に爪先が白っぽい色調を帯びていたり、少しはがれていたり、爪先の皮膚ががさがさとなったり硬くなっているものです。一本の指だけの場合もあり、複数本の場合もあります。簡単に結論を言うと、指先を中心とした、角化またはタコです。そしてその原因は、靴類を中心とした、指先を圧迫あるいは締め付ける履物による慢性的な刺激の結果、上記の変化が生じたということです。そういう点で見ると、必ず長い指や、履物で圧迫を受けやすい指先、爪に生じています。つま先を少し削ると、もう透明に近いきれいな色の爪になります。確実な事は、爪または皮膚の少量を採取して、真菌の検査をすることです(皮膚科医ならば当然の手順ですが)。治療は履物の変更や工夫に尽きます。タコ、強い爪の変形があれば、切り取り、がさがさには外用剤となります。

2)単なる爪の変形:特に第5指(小指)の爪は、元々短く、また履物による圧迫を受けやすいので、不規則な形をとりやすいものです。第4指の場合もあります。他の指の爪がほとんど綺麗、また足の皮膚に水虫がない状態なのに、小指の爪だけが変形や濁ったように見える場合は、水虫でない場合がほとんどです。真菌検査、あるいは真菌の培養検査で、陰性すなわち水虫でない事を確認します。

3)爪の剥離:爪先から爪の途中まで白っぽい色をしている場合です。よく見ると爪が下床からはがれているだけで、爪自体は白く濁っていない状態です。爪切りなどではがれた部分を少しずつ切り取っていきますが、爪に肥厚はなく、もちろん白くない透明調の色をしています。爪の下床の皮膚には、汚れや悪臭があったりします。小さい外力で少し爪がはがれて、そのあと、履物の影響が続いたり、石鹸分がはがれたすき間に残ってそれが爪と皮膚の境界部に染み渡っていくためと思われます。爪が下床から浮いているとなおらないので、できる限り切り取って、浮いた部分は1mmくらいにしておくのが適当でしょう。石鹸分の十分なすすぎ、からぶきも大切です。」
http://blogs.yahoo.co.jp/y91112/32638258.html
posted by 水虫博士 at 11:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚科医の水虫論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月15日

爪水虫の治療について

爪水虫の治療では内服用抗真菌剤を使いますが、爪が生え換わるまでには1年近くもかかります。
このため、水虫菌によって傷められた爪を再建するという施術を行っている病院があります。

この夏、まだ間に合う爪白癬治療
「爪白癬の治療ですが、塗り薬がほぼ無効であるため、治療は通常3−6ヶ月間お薬を飲んでいただきます。以前は難しかった爪白癬治療ですが今は良いお薬(イトリゾール、ラミシールなど)があり8割以上に効果があります。
但し、治療期間が長い上に足の爪が伸びるのは大変遅いため綺麗な爪が生えそろうのには1年くらい、あるいはそれ以上かかってしまいます。これから素足をさらす機会が増える季節だというのに、今思い立って治療しても人前で靴下が脱げるのは随分先のことです。もともと痛くも痒くもない上、治療に時間がかかると言うこともあってなかなか治療を受けられない患者さんが多いというのが問題です。重症化、慢性化した症例がとても増え治療が難しくなってしまいます。現在の治療法が患者さんのニーズに合っていないのかも知れません。
当院ではこの様なニーズに応えるため新しい独自の治療法を行っています。治療開始と同時に見た目の悪さを改善し治療への満足度を高めます。またご家族への水虫感染を避けることも重視しています。具体例を上の写真で説明いたします。
1.施術前
女性の患者さんです。随分悩まれた上に当院に相談されたようです。すでに全ての爪が白癬にやられています。分厚くなって濁っているため見た目はかなり悪いですね。最近では一般の方でも爪水虫の知識があるのでこれを見た方は自分にうつされると心配になるでしょう。このことも当の患者さんにはとても辛いことです。家族にうつす心配もありますし、ネイルサロンでも施術を断られることが多いのです。また硬い爪は痛みの原因にもなり、ストッキングもすぐに破れてしまいます。爪は硬くもろくなり、自分で切るのも難しくなります。
2.削爪・マニキュアタイプの外用薬塗布
まず虫歯治療のように特殊な機械を使って病気の爪を徹底的に削り落とします。痛みはありません。この後にマニキュアタイプの水虫薬を塗ります。スイス製のお薬で海外では非常にポピュラーですが国内では入手が難しいものです。安全性が高いので、肝臓に病気があるために通常の飲み薬による治療ができない患者さんにも最適です。2−4週間おきに塗り替えます。
3.削り取って無くなってしまった爪を再建します。ここではスカルプチャーと呼ばれるアクリル樹脂を使っています。硬さは爪と同様で自然な感触です。
4.最後にソフトジェルまたはポリッシュラッカーでペディキュアをします。病気の部位が完全にカバーされているので人に水虫をうつしてしまう心配もありません。こうなるともはや医師であっても爪白癬であったことは分かりません。もう他人の視線は気になりません。今すぐにお気に入りのサンダルを買いに行きましょう!
特殊な薬剤、機械、ネイル技術が必要なため、この様な特殊な治療を行っている病院は他にはありません。また新しい治療法なので残念ながら保険はききません。患者さんの生活の質の向上を考えれば今後一般的になってくるかも知れませんね。」
http://blogs.yahoo.co.jp/hadatotsume/3189969.html
(原文には4枚の写真が載っています)

爪水虫になると、爪が変形したり変色したりします。
このため、人前では靴下を脱がないという人は多いようです。
この記事で紹介されている爪再建術は、きれいな人工の爪を装着しますので、爪水虫であることが外見からはわからなくなり、人目を気にする方には喜ばれそうです。

そうなると、爪水虫の内服療法は行わずに爪再建術だけ済ませるという人も出てきそうです。
技術の進歩は、人の考え方をも変える力を持っていますね。
posted by 水虫博士 at 11:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚科医の水虫論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月14日

ジメジメすると体にもカビ

ジメジメする梅雨時は、人間の体にもカビが生えやすい、というお話です。

ジメジメすると体にもカビ。
「この時期
人間にだって、カビが付く。
そうすると
デンプウ、白癬症、マラセチア毛包炎、カンジダ症・・・・なんて皮膚病になったりする
皮膚についたカビは大したことはないけれど
治療を間違うと、大したことになったりしますからね。
勝手に家にあった薬をつけて悪化した『水虫』です。
足の水虫につけた水虫の薬があわなかった!
(原文には写真があります)
お腹にできたので、アセモだと思ってステロイドをぬった!
(原文には写真があります)
首の湿疹だと勘違いして、市販の薬(オロナ○ン)をつけてみた!
(原文には写真があります)
他の人が貰った薬とかも、自己判断でつけないでください。
   面倒だからと、汗かいたまま、寝ちゃだめですよ。
      プールや温泉も、あとでよ〜く体を拭いてくださいね」
http://blogs.yahoo.co.jp/chewba2326/41316888.html
原文には、皮膚症状を示す写真が載っていますので、ご参照ください。

水虫やカンジダ症に感染している皮膚では、そこが赤くなったり隆起したりしています。
その部分には明らかに白癬菌やカンジダ菌がいるわけです。
ところが、その患部に水虫薬(抗真菌剤)を塗ってもなかなかそれらを治すことができません。
まったく腹立たしいの一言に尽きます。
たかがカビに勝つことすらできないのか、と思ってしまいますね。

しかし考えてみれば、カビと人間(動物)との間には太古の昔から連綿と続く親密な関係があるわけです。
動物が死ねば、地面に横たわります。
その死骸は、土に住むカビのお世話になって分解され、炭酸ガスと水になって大気中へと還元されます。
このような密接な間柄ですので、カビも人間の身体のことは十分に知っているわけです。
そう簡単に縁切りできないのも、当然のことですね(笑)。
posted by 水虫博士 at 12:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚科医の水虫論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月13日

水虫菌の代表選手

皮膚科医のブログ記事は、素人にはとても参考になる内容を含んでいます。
記事を注意深く読んで、知識を吸収しましょう。

Trichophyton rubrum
「(トリコフィトン・ルブルムは)足の水虫の代表選手です。
顕微鏡で水虫を確認したあと、培養検査に回しますが、結果は3週間かかるのです。
水虫が確認できているときはいいのですが、
確認できていない時に培養検査がとても気になります。
検査結果にTrichophyton と書かれていると
自信たっぷりに
「水虫の代表選手ですね!」
と説明させていただいてます(笑)
ただし、爪の真菌はとても見つけにくい上に培養もしにくいので
本当に診断は苦慮します。
一回で検出できないときは何回も検査することになるかもしれません。
ただ、見た目でほとんど決定的なときは治療を開始します。
なにせ、長〜〜〜〜〜く治療期間がかかりますから。。。」
http://blogs.yahoo.co.jp/konakadaic/33447882.html

日本では、水虫の原因菌としてはトリコフィトン・ルブルム(Trichofiton Ruburum)とトリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichofiton Mentagrophytes)の2つが代表的なものであり、この両者で95%程度を占めるとされています。
記事の表題であるTrichofiton Ruburumは、日本では一番多く検出される白癬菌であり、水虫の代表選手になるわけです。

爪水虫の患部から白癬菌を見つけるのは難しい、と説明されています。
私自身が爪水虫の爪から水虫菌を培養した経験では、爪の切片からはまずカンジダ菌が増殖してきます。
そして、しばらく時間が経ってから、白癬菌がカンジダ菌コロニーの上にはえてきます。
このように、最初にカンジダ菌の巨大なコロニーができますので、白癬菌を確認しにくい、ということはあるのでしょう。

皮膚科医にとって、爪水虫の診断は厄介である、ということがわかりました。
ということは、素人が爪水虫かどうかの判断をすることはとてもできない、ということですね。
posted by 水虫博士 at 11:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚科医の水虫論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月09日

獣医の水虫論

獣医のありしゃらパパさんが、水虫論を書いています。
ご自身が書いているコメントでは、「自分のためだけに記事書くとこんな感じになる。・・・どうだつまらんだろう?ww 」、ということです。
専門知識に興味のある方は、挑戦してみましょう。

皮膚糸状菌症
「★皮膚糸状菌
子嚢菌門に属する多種の真菌の一般名。ケラチン好性で動物の皮膚や毛、爪に感染して疾病を起こす。
動物に感染するのはMIcrosporum属(小胞子菌)とTrichophyton属(白癬菌)の2属。人にはさらにEpidermophyton属(表皮菌)が感染する。
20種以上が感染するが多いのは犬ではM.canis、M.gypseum、T.mentagrophytes。猫ではM.canis。なお臨床検査では種の同定までは普通できない。同定には検査機関などで培養を行う必要がある。
感染は感染動物との接触の他、土壌からも感染する(土の中に普通に生息している。)またブラシやバリカンなどを媒介として感染することもあるので、多数の動物を扱う場所ではこれらの器具の消毒を忘れてはならない。
★症状
<猫>子猫での発症が多く、病変は耳介・顔面・四肢に多い。成猫では一般に症状は軽度で、脱毛(切れ毛)にとどまることも多い。皮疹を認めることもあり、長毛種では粟粒性皮膚炎(丘疹・痂皮形成)
<犬>猫よりも重症化することが多い。毛包炎による丘疹・脱毛。多くは局所的で全身に広がることはまれだが、免疫機能の異常があると全身性になることもある。また二次性の膿皮症を併発することも多い。
上記は浅在性真菌症で、感染は表皮・毛包上皮に限局している。深在性真菌症では真皮内に侵入する。急性化膿型(ケルズス禿瘡)と慢性肉芽腫型がある。
★検査
@ウッド灯;紫外線を照射すると菌のある種の代謝産物が蛍光を発することを利用した検査法。真菌感染があると黄緑色の蛍光発色がみられる。簡便だが検出率は決して高くない。(M.canisの約半数が陽性となる。)スクリーニング的な検査で確定診断は必ず以下の検査によって行う。偽陰性率が高いので除外診断に使えないことは言うまでもない。
A直接検出:皮膚掻爬試験および抜毛試験によって菌糸を直接検出する。被毛の場合、毛の形態異常、毛皮質に菌糸の走行がや「石垣状真菌要素」という特徴的な所見が認められる。KOHで角質を溶解させると確認しやすい。
B真菌培養:抜毛またはマッケンジーブラシ法によりサンプルを採取し培地に接種する。最も確実だが検査に時間がかかる(2〜3週間)
・皮膚糸状菌検査用培地(DTM培地):pH指示薬と雑菌の繁殖を抑える抗生物質が含まれている。糸状菌が産生する物質によってアルカリ性になると培地の色が(黄⇒赤)に変色する。ダーマキットという簡易培地が市販されている。http://www.kyoritsuseiyaku.co.jp/product/view.php?products1_kind=11#product1_53 
・サブロー寒天培地:ペプトンと高濃度ブドウ糖の培地。DTMは糸状菌に特異的で一般真菌のスクリーニングに向かないためこの培地を使用することもある。
★治療
治療には時間がかかり1ヶ月以上を要する。症状消失後もしばらく投薬を続ける。
@抗真菌薬
・グリセオフルビン:通常25〜30mg/kg BID、最大60mg/kg
 猫で副作用が強い。胃腸障害、肝機能障害、骨髄抑制、発熱、沈うつ、運動失調、掻痒。特にFIV陽 性猫で強く発現するとされる。
 http://www.e-pharma.jp/dirbook/contents/data/prt/6172001J1041.html
・イトラコナゾール(イトリゾール®):5mg/kg SID
 副作用は胃腸障害、肝機能障害、沈うつ
 http://www.e-pharma.jp/dirbook/contents/data/prt/6290004M1029.html
・ミコナゾール(フロリードD®):外用
 http://www.e-pharma.jp/dirbook/contents/data/prt/2655702N1060.html
・テルビナフィン(ラミシール®)
 http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se62/se6290005.html
A消毒薬
・外用で治療に使用:クロルヘキシジン(ヒビテン)。ポビドンヨード(イソジン)。
・器具・環境の消毒:クロルヘキシジン、逆性石鹸、アルコール、塩素系、クレゾールなど。
Bシャンプー
・コラージュフルフルhttp://karadanokabi.jp/product/01.html
 有効成分:ミコナゾール
・ホスティーンShttp://www.kyoritsu-shokai.com/shampoo/fosteens/
 有効成分:硫黄、サリチル酸
☆人の糸状菌症
糸状菌症は人獣共通感染症である。白癬菌症(水虫、いんきん・たむし、ケルズス禿瘡(頭部))はTrichophyton属が原因になるので動物→人感染が問題となる。人→動物感染はごくまれ。」
http://blogs.yahoo.co.jp/alishara_papa/1838421.html

医師は、人や動物の病状を診察して病名を判断し、それを治療しなければならないという高度な義務を負っています。
このため、多種多様な専門知識を蓄積しておかないと仕事になりません。
この記事は、皮膚糸状菌症というごく一部の感染症に関するものですが、それでもこれだけ膨大です。
医師とは大変な職業ですね。

皮膚糸状菌症(水虫)は人畜共通感染症なのですが、記事には人→動物感染はごくまれ、と書かれています。
これは、犬や猫には鋭い爪があるので抱いたりすると腕や胸に引っ掻き傷ができて、その際についでに水虫菌もうつる、ということになるのですが、人には鋭い爪がありませんので、そしてまた動物にはふさふさした毛がありますので、人の水虫が動物にうつることは少ないのであろう、と思われますね。
人の手の爪水虫から体部に水虫がうつるのは、おそらくは爪を切った直後には爪の切断面が鋭利になっており、これで皮膚を引っ掻いた際に水虫菌がうつると思われます。
普段は爪先が丸くなっていますので、皮膚が傷つくこともなく、水虫がうつることも少ないでしょう。
posted by 水虫博士 at 09:26| Comment(1) | TrackBack(0) | 皮膚科医の水虫論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月29日

夏を感じるとき

小中台クリニックのゆうじ院長は、「水虫を診ると夏を感じる」そうです。
5月、6月は、まさに水虫真っ盛りですね(笑)。

夏を感じるとき。
「水虫の患者さんを診る回数が増えてきました。
最近では、冬場になっても水虫の患者さんはいらっしゃいますが、
なんといっても5月6月がもっとも水虫の患者さんの多い時期。
顕微鏡でのぞくとウヨウヨいます。
でも、青少年では水虫のように足の裏が、ぼろぼろに向けていても水虫ではないときがあります。
足の裏が通常より汗ばんでいる方です。
汗によって足の裏がふやけて皮が剥けて行っているだけです。
大人は乾燥してくるのであまりこういう事態にはなりません。
大人の手のひらで皮が剥けていると真菌を念のためチェックします。
多くは水虫はいないのですが、時々驚くほどたくさんいるので手のひらも侮れません。
水虫を診ると夏を感じるのは僕だけでしょうか・・・」
http://blogs.yahoo.co.jp/konakadaic/32383531.html

日頃水虫患者と接しているお医者さんの話は、参考になる記載が多いですね。
「顕微鏡でのぞくと(水虫菌が)ウヨウヨいる」、というのはいかにも水虫菌がうごめいていそうで、臨場感があります。
この記事に寄せられているコメントでも、「ウヨウヨ」という表現が読者の興味をひいています。
でも、水虫菌はカビですので、実際に動く(うごめく)ことはないのですが(笑)。

「白癬菌たーっぷり」という表現がある記事も挙げておきます。
水虫
「最近 またお薬を怠ってしまいました。
そのせいか 無性に足がかゆいです。
もー、白癬菌たーっぷりてな 感じで。
あれ、皮がむけています。
ともあれ、明日はまじめに塗りましょう。
あ スプレーでした。
あれって、なぜかむせてしまうんですよね。
徹底的に息留めないと苦しいです。
息留めても苦しいですが・・・。」
http://blog.goo.ne.jp/mi-mama-1116/e/2c0eca5a6602ea56a368a8aece37b02a
posted by 水虫博士 at 11:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚科医の水虫論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月18日

水虫薬のディテール販売

ディテール販売とは聞きなれない言葉ですが、「「詳細な説明による販売」という意味で、「患者様・お客様」へのお薬の説明をわかりやすい言葉で、「いかに専門用語を使用せずに説明できるか」がポイントとなります。」、と解説されています。
水虫薬を買いにきたお客に対して、どのようにディテール販売するのかということが、動画で例示されています。

水虫薬ディテール販売
「【ディテール販売とは?】
@ディテール(detail)販売とは、「詳細な説明による販売」という意味で、「患者様・お客様」へのお薬の説明をわかりやすい言葉で、「いかに専門用語」を使用せずに説明できるかがポイントとなります。
A今回は、季節的に「水虫薬のディテール販売」を動画でアップしてみました。
Bすべからく、「お客様第一主義・患者様第一主義」という発想から生まれたものであり、決して自己満足の説明販売手法ではないことをご理解下さい。
C「customers 1st」「patients 1st」という言葉は、僕がアメリカに行ったときに、現地の薬剤師から直接教わったことです。僕が「薬剤師という仕事を天職(calling)だと思いますか?」と質問したところ、彼等は即座に「Of course」と答えたのが非常に印象に残っており、「かくありたい」と思いました。
【参考】水虫薬ディテール販売動画
注)このビデオ撮影は本当に苦労しました。テロップを挿入するのが非常に難しいと思いましたが、今後スキルアップを目指します。
動画http://www.youtube.com/watch?v=1BYJzYJw6Sk

この記事の作者は薬剤師であり、研究熱心な方のようです。
動画を見れば、薬局へ水虫薬を買いに行った場合の疑似体験をできます。
薬局へ行った際には、薬剤師に相談すると専門知識に基づいた説明をしてくれますので、お気に入りの薬局・薬剤師を決めておくと好都合ですね。
posted by 水虫博士 at 08:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚科医の水虫論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月11日

水虫と色素沈着

水虫が治ると、そのあとに色素が沈着することがあります。

皮膚の色素沈着 その4 たむし、でんぷうの場合
「たむしとは、白癬ともいい、原因は水虫と同じかびです。
足白癬(手白癬を含む)、すなわち水虫が経過中も治った後にも色素沈着といった問題がないのに対して、その他の部位の白癬は、治った後に色素沈着を生じやすいです。
特に股部の白癬の場合には強い色素沈着を生じる傾向があります。
そしてかなりの長期間、6ヶ月以上持続します。
しかし、次第に自然にうすくなっていって、1年くらいするとようやくもとの皮膚に戻ります。
特に治療法はありません。時間を待つだけということになります。
色素沈着を気にして擦ったり強く洗ったりしないで下さい。
かえって色素沈着を増やしたり、経過を長引かせるだけのことになります。
従って、股のたむしは卵大位の小さい病変のうちに治療するのが無難です。
(以下略、でんぷう見関する記述があります)」
http://blogs.yahoo.co.jp/y91112/31287796.html

水虫の治癒あとに色素が沈着する、という皮膚科医による記述を私が見るのは、これが最初のものです。
そして事実、体部水虫の治癒あとには色素沈着が起きやすいですね。
この方は水虫患者の患部を注意深く観察し、この結論を得たのでしょう。

人は歩行するので、足の皮膚は他の部位に比べて入れ替わりが速いのです。
そしておそらくはこのために、足に水虫菌が住み着くとすぐに皮膚が再生されてきます。
足では、水虫菌に食い荒らされた皮膚は何層にも積み重なっていきます。
これに対して、足以外の皮膚では皮膚の入れ替わりは遅く、水虫菌が住み着いたとしても皮膚の再生が起きにくいと思われます。
そして、皮膚の変性が進んで色素が沈着するのではないでしょうか。

この色素の沈着は、水虫が治ったことの一つの証拠・証明にもなるようです。
逆からいえば、水虫菌が生き残っている状況下では、色素の沈着は起きないようです。
水虫治療のご参考にしてください。
posted by 水虫博士 at 14:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚科医の水虫論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月01日

水虫(白癬)について

皮膚科・橋本クリニックの橋本医師が、水虫についてという記事を紹介されています。

水虫(白癬)について
「今日は水虫についてです。
最近暖かくなった(暑くなったという話もありますが・・・。)せいか、水虫で受診される方が増えています。
水虫とは、正式には白癬菌による感染で、足に生じた場合には足白癬といいます。
スタッフと話していて、スタッフに驚かれたのが足だけでなく他の部位にも生じることです。
水虫は足だけではなく体や手足、場合によっては顔にも生じることがあります。
最近新聞に載った柔道やレスリング部員の間で流行っている、頭に生じる水虫もあります。
湿疹の市販薬を塗って悪化したときくと、かなり怪しくなります。
皮膚のごく一部を削って顕微鏡で見れば、皮膚科医であれば簡単に診断がつきます。
治療は抗真菌剤の外用が中心ですが、治りが悪い場合や何度も繰り返す場合には抗真菌剤の内服を1週間程度行う場合もあります。
爪に入り込んでしまった場合には、基本的に抗真菌剤の内服になりますので、皮膚科を受診してみてください。」
http://blog.goo.ne.jp/hashimoto-clinic/e/402c4ed4fffaaa0edd817973b2359500

水虫というと、一般には足にできるものと理解されていますが、この記事にもあるように水虫は身体中どこにでもできるものです。
身体のどこかに虫さされのように赤く隆起した発赤ができていて、それがいつまでも治らないのでしたら、それは水虫の可能性があります。
水虫は自然治癒しないので、いつまでも症状が続くのです。
市販の水虫薬を塗ってみて、その発赤が消えるようでしたらそれは間違いなく水虫です。
まぁ、身体のどこかに水虫があったとしても、それは何の支障にもならないのですが・・・(笑)。
posted by 水虫博士 at 10:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚科医の水虫論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月15日

爪水虫は治すべきか?

爪水虫は、内服薬を使って治します。
しかし、この内服薬には副作用、あるいは体調悪化が伴うこともあります。
ということは、爪水虫の治療を優先するのか、それとも危険を避けて爪水虫の治療を行わないという選択をするのか、の二者択一になります。
この問題について、健康ブログを書かれている、「わかまつ」(漢方自然薬)・店主の意見が公開されています。

爪の水虫
「アトピーの治療が縁で遠隔地のお嬢さんなのだけど
体調のことで気になることがあると電話で相談をしてきてくれる女性がいます
足の爪の水虫が出来かけているのと
かかとの乾燥が強いので皮膚科に受診すると水虫といわれ、内服治療をすすめられた
でも迷っている
定期的に肝機能の検査を受けないといけないとか
腸の調子が悪くなるとか・・・リスクが伴うから
実は昔90歳のおばあちゃんでいつもいく病院で爪の水虫を指摘されて
薬を飲んで治療しなさいと言われ飲みだした人がいました
ところがそれからお腹の調子は悪くなるし、食欲落ちるし
とにかく体がしんどい
それでも先生が治療しなさいというから薬を飲んでいると言うのですよね
私としてはとても疑問
それは水虫は治すにこしたことないですよ
でもそのためにキツイ薬を飲んでその副作用でしんどい思いしてまで治療をしないのか
90歳のおばあちゃんだから爪がキレイでないというのを気にするのかというと
別にしていないのですよね
それよりもここまでの年齢なのだから、
ご飯が美味しく食べれて、
体調よく毎日を過ごさすようにしてあげるのが優先でないのかな
このお嬢さんも今でこそ調子よくなってきたけど
アトピーは腸の状態が悪くなると調子悪くなるし
体全体のことを考えると爪を治すために体に負担かけることはないじゃなかな
そう思って、よく考えてみてとお話しました
それで彼女も内服薬はやめて外用剤だけで根気よく治療していきますと言ったのですが・・
「木をみて森を見ず」ということわざがあります
足の水虫、そこだけを見ると内服のよく効く薬で治療するのがベストだけど
それってそこだけしか見てないのですね
彼女の全体的なことをみたら、体にはマイナスかもしれない
西洋医学は皮膚は皮膚科、目は眼科、血管は循環器科というように部分部分に専門化しすぎて
それがいい場合もあるけど
こういう木をみて森をみないような診方になってしまうことが多い
こうして森からも体は見たほうがいい場合もあります」
http://blogs.yahoo.co.jp/motherfrontleft/14711442.html

爪水虫そのものは治した方が良いのだけれど、患者の体調管理を考えれば内服薬を使わない方が良い場合もある、というこの意見は説得力がありますね。
爪水虫を治そうか、と考えている方は、ご自身の体調管理も考えてから治療法(内服薬か、塗り薬か)を選ぶと良いでしょう。
posted by 水虫博士 at 01:44| Comment(1) | TrackBack(0) | 皮膚科医の水虫論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月20日

ある皮膚科医の嘆き

ある皮膚科医(女医)さんが、皮膚科は流行らない、と嘆いています。
どんな事情でしょうか。

「最近は、昔と違って 
 皮膚科って流行らないのよね〜〜
 だってさ!大きな薬局に行けば、「皮膚科」で出している「薬」
なんて、ほとんど「置いてあるじゃない」
 水虫だって、「ブテナロック」なんて薬が「良く売れている」んだって〜〜〜
 リンデロンも抗生物質入りの軟膏だって、たくさん置いてあるわ。
 水虫は、皮膚をめくってその皮膚を
 次亜鉛素酸ナトリウムに数時間漬けておいて、皮膚を溶解させ
 顕微鏡下で覗くの・・・
 すると、白癬菌が確認できるの。
 必死になって
 「爪水虫は、皮膚科へ・・・」でCM流しているけど・・・
 来ないわよ〜〜〜
 それに
 「膣カンジダ」のお薬出来ました。薬局へ!
 ってCM流されて・・・
 皮膚科潰し???
 家賃払って、人件費払って・・・
 なんてやっている「皮膚科」は、今後、経営難になるわよ〜〜」
水虫&流行らない皮膚科http://blogs.yahoo.co.jp/hifukaioben_neben/16147603.html

水虫薬に関しては、最近開発された「ルリコン(ルリコナゾール)」以外はOTC薬(薬局で売っている薬)化されていますので、ルリコン以外は薬局で買うことができます。
ですから、水虫かな、と思った人も皮膚科へ行かずに薬局で水虫薬を買って済ますのでしょうか。
テレビでは水虫薬の宣伝を数多く流していますので、その影響も大きいのでしょう。

水虫を含めて、皮膚病はとても難解なものであり、皮膚科医に見てもらわないと素人の手に負えるものではありません。
水虫を自己流で治そうと思っても、手を加えれば加えるほどに症状は間違いなく悪化するばかりです。
皮膚科がないと、これはとても困ったことになります。
皮膚科を受診する側からすれば、待ち時間を短くする、インターネットで予約できる、などの工夫改善をしてもらえれば、皮膚科へ行く人が増えると思うのですが・・・
posted by 水虫博士 at 09:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚科医の水虫論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月19日

近年の水虫傾向

ある薬剤師さんが書かれている、「健康回覧板〜よむクスリ」−水虫に関するメモーから、「近年の水虫傾向」をご紹介します。
水虫に関する一般的な知識として、知っていれば役に立ちそうです。

「今日は、近年の水虫の傾向を少しお話ししましょう
1)高齢者になるほど水虫は増加する
  基本的に高齢になると、皮膚の新陳代謝も遅くなり、また、爪の伸びも遅くなります。更に、免疫機能も低下してくることから感染する高齢者が多くなります。
2)OLや女子大生の水虫が急増
  家の中でも素足で生活する女性が増え、先の細いハイヒール、ナイロン製のストッキングや下着、長いブーツなど通気性の悪いものを身につけル女性が増えていることが原因になっています。また、働く女性も増加していることも原因の一つ(これらのものを長時間身につけているため白癬菌の温床になっている)となっている。
3)暖房の普及で冬でも水虫になる
  基本的に春夏秋冬を考えれば、秋口から冬にかけては白癬菌活動が鈍り、水虫の感染者が減るのが一般的でしたが、最近では暖房の普及に加え加湿器など、冬でも白癬菌の活動が活発になる条件になるため、水虫になる人が多くなってきています。
4)スポーツマンに多い水虫
  ゴルフ、ジョギング、水泳、エアロビクスをしている人には足水虫が多く、ゴルフや武道を行っているひとが爪水虫が多いことが統計で得られています。ゴルフやジョギングの場合は長時間靴を履いていることにより白癬菌にかかりやすく、水泳を行っている人などは常に足が湿った状態になっていると言うことによります。
5)こどもの感染が多い水虫
  近年こどもの水虫が多くなっています。その感染は、家庭内感染(特に親からの感染)とスイミングスクールやスポーツクラブに通っているこどもの感染が多くなっています。いずれも白癬菌が付着しているじゅうたん、カーペット、足ふきマットなどからの感染ですので、家庭内の場合は常にきれいにすること、外での場合は帰宅後すぐに良く洗い流すことが大切です。

 以上、近年水虫は通年を通して感染する様になってきています。一番の防止策は、不衛生にしないと言うことです。
 皆さんの周りには常に白癬菌が潜んでいることを忘れないでください。」
水虫 − 近年の水虫傾向 −http://blog.goo.ne.jp/hiroki_hagi/e/85027a2a491178e93cfdc869d161ef22

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2008年09月13日

水虫と間違えやすい症状

ある薬剤師さんが、「健康回覧板〜よむクスリ」というブログを書かれています。
水虫に関しても、水虫に関するメモー12編が公開されています。
ここでは最終回の、「水虫と間違えやすい症状」、をご紹介します。

「最後は、水虫と間違えやすい症状についてです
 1)異汗性湿疹(汗疱)
  水虫と同様の症状を呈する。足に汗をかきやすい人がな
 りやすい病気です。手や足の指の側面に直径1〜2mmの小
 さな水疱が多発したり、うすく丸く襟飾り状に皮がむけた
 りする症状です。さらに赤みや痒みを伴うこともあるため
 水虫との区別が付きにくい病気です。水虫同様再発を繰り
 返すこともあり、それにより足の裏の角質層が厚くなるこ
 ともあります。
 2)カンジタによる感染症(爪もあり)
  カンジタというカビの菌による感染で、足の指の間が白
 くふやけ皮がむける症状を呈することがあります。また、
 時に痒みも生じることから水虫と間違えやすい病気です。
 3)掌蹠膿疱症
  手のひらと足の裏に膿をもったブツブツが多発し、やが
 て乾くと特徴的な赤褐色の硬いかさぶたになる病気です。
 冬になっても軽快することなく、痒みもほとんど無いのが
 特徴です。また、左右対称に認められることが多いため水
 虫と区別が付きやすいこともあります。
 4)亀裂性湿疹(アカギレ)
  足の裏が硬く、ひび割れてくる病気です。水虫との区別
 は難しく、顕微鏡検査での判断が必要となります。
 5)掌蹠角化症
  掌蹠(手のひらと足の裏)の過角化を主症状とする疾患
 群です。
 6)厚硬爪甲
  高齢になると、爪が厚くなって硬くなります。この状態
 を厚硬爪甲といい、爪白癬と間違われます。
 7)爪甲剥離症
  爪とその下の皮膚が剥がれて、爪を上から見ると白く見
 える疾患のことです。特に爪が厚い場合は、爪白癬との区
 別が付きにくいようです。
 8)乾癬
  銀白色の鱗屑(ふけ)をともない浸潤をふれる境界明瞭
 な紅斑が全身に現れます。大きさ、数、形は様々で、発疹
 が癒合して大きな病変を作ることもあります。かゆみを伴
 うこともあり、その他爪の変形や関節炎を併発することも
 あります。まれに発疹が全身におよぶこともあります。
 
 以上が、水虫と間違えやすい症状(疾患)ですが、できる限り自己判断で水虫と決めつけて市販薬で治すのではなく、一度は皮膚科など病院にかかって診断をしてもらった方が、基本的に早く完治すると思います。
 今、自分の手や足、爪などを見ているあなた!早く病院に行った方がいいのでは?」
水虫と間違えやすい症状http://blog.goo.ne.jp/hiroki_hagi/e/49fce0f6dcd06a1c631e565fdf443a03

ここでご紹介したのは、12編のうちの最終回の分です。
興味のある方は、原文で残りの11編をご覧ください。
posted by 水虫博士 at 11:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚科医の水虫論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月26日

水虫の感染について

24時間以内に足を洗えば水虫に感染しない・・・
皆さんはこんな話を聞いた(見た)ことがおありでしょう。
しかし、これは正確な話ではないのです。
皮膚科医の橋本さんが、この件についてより正確な情報を提供されています。

「(略)
 どこにでも感染するからと言って、簡単に感染するわけではありません。
 私が読んだ文献では、通常の乾いた状態であれば白癬菌が皮膚に付着しても感染までに24時間以上、確か36時間程度の時間を要すというようなことが書いてありました。つまり毎日お風呂に入っていれば、感染する前に洗い流すことができます。そのためからだに感染することは少ないのです。
 ただし湿った状態である程度温度が保たれると、かなり短い時間で感染してしまいます。その文献では湿った状態で37度程度が保たれると6〜12時間程度で感染するというものでした。つまり靴下を履いて靴を履く状態であれば数時間で感染する可能性があるそうです。そのため菌を付着させないことが重要です。
 一番菌が付着する可能性が高いのがお風呂場の足ふきマットです。
水虫と言われた方は、最後にお風呂に入るか、マットを変えるようにしてみてください。(略)」
水虫(白癬)についてhttp://blog.goo.ne.jp/hashimoto-clinic/e/1377ca972dbe6ccd703276eabac6c5a8

この記事から、次のことがわかります。
1、24時間以内に足を洗えば水虫に感染しない、という説の根拠となっているのは、たった一つの論文でしかないこと。
2、24時間以内に足を洗えば水虫に感染しない、というのは、皮膚が乾燥した状態の場合であって、皮膚が湿っている場合には6−12時間で水虫に感染すること。つまり、日本のような高温多湿の国ではほんの数時間で水虫感染が成立すること。

以上の記述から、「24時間以内に足を洗えば水虫に感染しない」、という話は正確でないことがおわかりでしょう。
さらに私の見解を付け加えれば、水虫の感染には接触感染という感染経路もあります。
これは、患者の水虫患部あるいは水虫患部からもれ出た体液に接触すれば、すぐに水虫感染が成立するという経路です。
接触感染の場合には、接触したあとで水洗いしても感染を防ぐことはできない可能性が高いのです(水虫菌を洗い流すことができない)。

皮膚科医の中には、24時間以内に足を洗えば水虫に感染しない、ということを声高に言う人がいますが、そのような不勉強な医者は信用しないようにしましょう。
そんないい加減な話を信用して水虫になれば、それは信じたあなたが損するだけです。
posted by 水虫博士 at 07:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚科医の水虫論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月23日

薬剤師の調剤日記

病院での診察が終わると、近くの調剤薬局で薬を買うことになります。
その調剤薬局で働く薬剤師さんの日記が公開されています。

「薬局は県内に何店舗かあります。
 私が主に行ってる薬局は内科ですが、ときどきピンチヒッターとして皮膚科隣接の薬局に呼ばれます。
 今日はこちらに行ってきました。
 さてさて、今まで気にしてませんでしたが、皮膚科とは夏場が忙しいんですね。
 何故か・・・
 夏に多い皮膚の病気・・・
 プールがあるのでプール病、とびひ、その他あせも、にきび、
 そして・・・水虫!
 水虫の患者さんの多いこと、多いこと。
 最近では爪水虫なんてものも分かってきたりして、そういった治療薬もあるようです。
 で、今日は水虫用のお薬を作っていました。
 作るって?
 単に、抗菌剤のクリームとステロイドのクリームを混ぜ合わせるだけなのですが。
 練り練りしながら、合間に投薬を行って。
 一生懸命練って、やっと容器に詰め終わったと思ったら、
 「これ50g用の入れ物やね。水虫用だから20gの入れ物でいいんよ。」との言葉。
 えーーーっ!!
 言われてみれば・・・
 塗るのは足!体全体に塗るわけじゃないんだから、そんなにたくさん要りませんよね・・・
 ぜ〜んぶ入れ直ししました(>_<〃)
 今日は立ちっぱなしだったので、いつもに増して、足が棒の様です。。。
 服薬指導、ワンポイントアドバイス!
 水虫の患者さんにお薬をお渡しするとき、「○○様、水虫のお薬が出てますね。」、と言うのはタブーです。
 何故って?
 近くの人に、「あ、あの人は水虫なのね。」と分かっちゃうからです。
 なので、「今日は真菌のお薬が出てますね。」 と、やんわりと言うのだそうです(^-^)d」
今日は皮膚科http://blogs.yahoo.co.jp/hello_nonnchan/229163.html

皮膚科医院に近接した調剤薬局では、皮膚科を受診した患者が大切なお客になります。
その患者のご機嫌を損ねないように、調剤薬局では「水虫」 という言葉は使わないようです。
確かに、「あなたは水虫ですね」 と声高に言われて平気な人はいないでしょう。

調剤薬局では、白衣を着た薬剤師さんが何人もいます。
この記事を読んで、薬剤師さんも常勤ではない人がおられることをはじめて知りました。
薬剤師さんは高度の薬剤知識を持つ専門職なのですが、その就労環境は厳しいようです。
posted by 水虫博士 at 11:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 皮膚科医の水虫論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする